2013年5月27日月曜日

王滝2013 春のレポート

いやー、危うく「セルフディスカバリー」してしまうとこだったけど、無事?に完走。でも記録は更新ならず。残念!


朝5時。トイレの長い列に並びながら後ろを見ると、雪を被った御嶽山が見える。今年は雪が多いようだ(実際にコースの上の方では路肩に雪の固まりが残っていた。)

今回はちょっとタイムアップしたかったので、いつもよりも少しだけ前の方にマシンを置いたのだけど、気が付いたら周りはみんなSpecialized! みんな気合い入ってるなあ。



俺のマシン(黒黄)の前が同じepicのevo-R, 上2台がepicのS-works!(あとで確かめたら優勝者のマシンだった。)

下側2台はStump jumperのFSR とHT。実はこの前方にもS-worksが、、、、



いつものように気の抜けたスタートだけど、少し前方に置いた効果はてきめんで、スタート後の渋滞が少ない。29erの高速性能を生かしてパレード区間でじりじり前に出ると(というか、パレード区間で落ちて来る人って、何なんでしょう?)、先頭はすぐそこ。これ以上前に出るとさすがに迷惑になりそうなので(去年も言ってたなあ)、そのままダートに突入。例年渋滞があるとか言われてるけど、前の方の人たちはここで加速していなくなってしまうので、100-200番くらいまではあまり減速する事も無くダート区間に入れる。始めの緩い登りでさらにちょっと抜くと、ちょうど良さそうな速度域の人たちと一緒になったので同行させてもらう。最初の登りはこのメンツで、といってもこの順位(多分100番くらい?)だと後ろのように密集した登りにならず、自分のペースを乱されないのでラクチンだ。

そうこうしているうちに最初の下り。サスが硬い!やはりリバウンドの設定が充分でなかったか。SAGももうちょっと取った方が良かったんじゃないのか?それから、ハンドルが下過ぎて腰を引けないぞ。誰だよ、こんなセッティングしたの!(俺です)しかし幸いな事にFast Trakのグリップは期待以上で、なんとか滑らないで下りをクリア。10 km地点では去年よりも2分速いので、登りの速度は結構改善されているようだ。下りはダメダメだけど。

また登って(epicは登りが楽だなあ)下って、もうすぐ秋のCP3間近というところで、後輪に違和感。自転車を止めて後輪を見ると、横から泡吹いてる!うーんサイドカットかあ。気をつけていたつもりなんだけどなあ。まあ、耐サイドカットのタイヤじゃないからしょうがないか。(Fast Trakの29erにはアルマジロバージョンが無いのだ。重くなるから?)

NoTube液じゃどうしようもないのは明らかなので、すぐにタイヤを外して修理。チューブを入れて、インフレーターで膨らませるが、ビードが上がらない。しょうがないのでフレームポンプで地道に空気を入れてようやく復活!


とりあえず空気は入ったし、カーカスが全部切れた訳でもないから、まだ走る事は出来そうだ。でも、このタイヤじゃもう無理は出来ない。下りは「安全第一」で走るしか無さそうだ。いや、いつも安全運転ですけどねっ!

ここで10分以上休んでしまったので、CP1で休むのはキャンセルしてCP2を目指す事にして再スタート。

休んでいる間にずいぶん抜かれてしまったので、登りで頑張って抜き返す。といっても、周りは多分8時間から9時間台の人たちなのでペースはかなりゆっくりだ。2年前は自分もこの集団にいたと思うと感慨深いなあ。下りは安全ラインをゆっくり降りるが、サスが硬いのと、いつも以上に注意しているので休めない。疲れるなあ。

Cp1には去年の5分遅れくらいで到着。29erなのに26インチの時より下りが遅いなんて残念だ。今年は軽量化の為に水を1Lしか入れてないので、ここで補給するつもりだったのだけど、遅れているのでパス。CP2までは天然エイドも結構有るとの事だったので、大丈夫だろう。多分。

無限坂の下りもストレスをためながらクリア。いつもは楽しいダウンヒルなのに、今年は後輪に加重がかけられないからずっとスタンディングだ。腕と肩が痛くなって来た、、、

三浦ダムの脇を気持良く(この辺だけだなあ)駆け抜け、50kmポストを通過したあたりで懸念していた水が無くなる。でも、期待していた天然エイドはなかなか現れない。川はあるのだけど、ずっと下の方だから、かなり高度を上げないと駄目みたいだ。しばらく走ったけど、のどの渇きに耐えられず、道端のチョロチョロ流れている水を飲む事にする。藻が混じってるけど、まあいいや。

(写真の山側の脇を流れてるんだけど、、、)


冷たくてうまい!ハイドレーションにもちょっと補給して先を目指すと、数キロ先で天然エイドを発見!ここまではさすがに持たなかったなあ。天然エイドで1L補給して再スタート。CP2ではゴミだけ捨てて休憩無し。今年は変なところでばかり休んでるなあ。

CP2とCP3の間は、短いけど強烈な坂だ。以前は更に荒れていて、テクニカルなセクションだったけど、ここ2年くらいは整備されて、草も生えて来たのでそれほど走りにくくはない。今年は29erなので更に楽。荒れてるところはちょっと早めにクランクを回せば難なく乗り越えられる。ということで特筆する事も無くCP3に到着。そういえば例年下りでドロドロになる嫌なセクションが無くなってた。コース変更って、この辺だったのだろうか?

CP3は特に疲れていなかったのでパス。川向こうの激坂を押し上げ(無理、こんなとこ乗るの)、しばらく続く急坂を上がる。路面がかなり乾いていて、表面が締まっていないので結構走りづらい。平たく割れた石が多いので、パンクは無さそうだけど、乗ると滑りそうだ。去年はなんでもないところで立ちゴケして痛かったので、今年はその辺りを注意して進むが、無事通過。最後のピークに向けた軽いアップダウンを、去年程ではないが結構良い感じで駆け抜ける。水はまた無くなってしまったけど、もう補給するところは無さそうだし、あともうちょっとでゴールだ。というわけで、そのまま進んで最後のダウンヒルへ突入!

サスのセッティングは合ってないし、ポジションもイマイチなので辛い。まあ、ここまで来て急いでも大した違いは無いとはいえ、スピードも出ない。小さめのグリップにした為か、エンドバーに当たって小指が痛い、、、などとぶつぶつ不満を述べているうちにゴール。喉が渇いたー!水を貰って(置いてある生理食塩水は何のため?飲むのか?傷洗い用?)、リザルトカードも貰って、春の王滝は終了。

そして秋の王滝に向かってまた王活が始まる。とりあえずタイヤを買わなきゃ。




2013年5月22日水曜日

Edge705の分解修理

Edge705のジョイスティック部分のゴムに亀裂が入っていたのには気付いていたのだけど、どうしようもなくて放っておいたら、雨の日に浸水したらしく、悲しいビープ音と共にそれきり起動しなくなってしまった。

修理に出すと新品を買った方が良いくらいのお金がかかるので、ダメモトで分解することにしたのだけど、情報が無い! 305までだったら分解の情報が有るんだけどねえ。

というわけで、以下に分解の手順を書いておこう。誰かの役に立つかも知らん。

1.裏側のネジを外す トルクス(T6)が必要だけど、ありさえすれば分解は簡単。ゴムのシール部には組み立て前にシリコングリースを塗って防水性を高めておこう。グリースの種類によってはゴムが痛むので注意。

2.ケース裏側から出ている2本のコードを外す。 外す方向が有るので、外す前によく見よう!電源部は小さいマイナスドライバーで引っ掛けると楽かも。

3.基板を止めているネジを外す。時々落っことして中でカラカラさせている人が居るようなので、組み立て時はネジロックを塗っておくと良いかも。


4.基板をケースから外す。 ここがもっとも大変。ケース真ん中のネジ受けは、実は半分の深さしかなくて、下側でディスプレイを押さえているので、単に引っ張っても分解出来ない。片側ずつケースを押し広げながら外して行く必要が有る。

ということで分解終了。

案の定、スイッチ部に水が付いていたので、拭き取って組み立て直すと無事に動いた。



ジョイスティック部には変成シリコン系の接着剤をたらしてシール完了!黒いのにしておけば目立たなかったなあ。




Crossmax SLRが割れた!

自転車の整備を終えて、そろそろ寝ようかと思っていたら、置いておいただけの自転車が突然パンク!

一体どうしたのかと思って開けてみたら、なんと!



リムの内側が裂けてました〜。

パーツが無いので修理は7-8月、見積もり金額4万てことで修理は断念。さようなら〜

スペアのリムでも出てないかと思ってネットを調べてみたら、似たような人が結構居るみたい。軽量リムの宿命だろうか。

というわけで、Epicで出ざるを得ない状況だけど、サスのセッティングがイマイチ決まらないんだよなあ。


2013年5月6日月曜日

ニューマシン投入!

良く走ってくれたアンセム君ももう5年。あちこちガタが出て来たので、今回の王滝で退役させてニューマシンを投入しようと物色し始めたのが2月。

やっぱりアンセムXが無難だろうかと思っていたのだけど、なんと既に2013年分は販売終了!じゃあ、他に手頃で良いのは無いかと探してみると、良いものを発見。ショップに問い合わせると日本分はあと3台あるが、納車は5月半ばとの事。OK OK! どうせ今回の王滝には使わないしってことで発注したのだが、意外に早く納車された。それがこれ。
Specialized Epic Comp Carbon29  なんか全体的にブラックで速そうだ。

ちょっと見てみたところ、結構良く出来ている。

まずは塗装。最低限のクリアコートだけなので、塗装による重量増も僅か。削り跡もくっきり。決してシミではないが、いやな人は嫌かも。


次にサス

Autosagが搭載されていて、サグ出しをワンタッチでやってくれるはずなのだが、マニュアルが付いてこなかった。イマイチだなあと思っていたら、実はこんなところにしっかりと書いてあった。

そりゃ、こうしとけば忘れないよなあ。



ちなみに(1)300psiまで入れて、(2)良さそうな乗車位置に乗ったら、(3)赤いボタンを押せと書いてある。これだけ。



3つめはフレームプロテクター。

只のシールかと思ったら、厚みのあるプロテクト用のシールだった。更にダウンチューブの下にケーブル類を引き回しているが、これもプロテクターとして使うつもりなんだろうか?


なんというか、思い切ったデザインだ。この他にも傷つきやすそうなところはプロテクターが貼られていて一安心。


まだ完全にポジションが出ていないので、あまり感想というのも無いのだが、26インチとは漕ぎ方が違う気がする。

加速はちょっと重いけど、速度が乗ると26インチより遥かに楽だ。ハンドリングには違和感は無い、というか29インチなのに良く曲がる。キャスター角の違いなんだろうか?




立山に行ってきました

黒部ダムまでは行った事が有ったのだけど、その先まで行くとなると車じゃ行きにくいのでなんとなく躊躇していたのだけど、今年で雪の大谷が20周年(関係ないけど)だし、いっちょ行ってみるかということで予定を立てたのが4月半ば。GW前半は意外にホテルも空いていたので立山と安曇野に宿を決めて、車は立山から大町へ回送してもらうことにして準備完了!

というわけで、出発の日。雪、というか吹雪。決して俺の心がけが悪いのではないと思うが。











道は段々雪に覆われてくるし、ノーマルタイヤに替えちゃったので足下も心配だったが、何とか雪道になる前に安房峠(トンネルだけど)を脱出して立山に到着。意外に暖かい(といっても4/27の1午後4時で8℃)。

予約しておいた切符の事を聞こうと駅に行ってみると、こっちも意外な程人気が無い。

GW前半は空いているのかと思って窓口へ行くと、「今日は吹雪で運休です。積雪が3mあるので明日も動くかどうか解りません」という心温まる回答!室堂のホテルを予約した人は途方に暮れていたが、こりゃどうしようもない。上のホテルを予約しておかなくて良かった。しかし、この切符はどうなるのだ?と思って切符の予約表をよく見ると、日付が4/29だ!何やってんのオレ。

とりあえず予約はキャンセルして、翌日の行列に並ぶ覚悟でホテルに帰り、鋭気を養う(まあ、食べて飲んでただけだけど)。



明けて翌日。朝6時に駅に行って整理券を受け取り、話を聞くと、朝3時から除雪を始めたが、見通しが出るのは7時との事。待っていると出ました!なんと開通は10時!観光しながら通り抜けるには11時前に上がる事が推奨されているからギリギリだ。


でもまあ昼前には上がれるのではないかと見積もって、一旦ホテルに帰り、朝食を取ってからまた駅。車で5分だからまあ良いけど。回送業者に車を預けたりしているうちに切符の販売が始まる。まだ9時なのに、結構早いぞ。

観光バスが続々と入って来て、切符を買った人たちがどんどん積まれて行く。なるほど、除雪が完了する前に上げられるところまで上げようってことか。あっというまに我々の番号がコールされる。やった、10時40分ので上がれる!

天候も回復して今日は本当に良い天気だ。埋まっているバスが無ければ昨日吹雪が有ったなんて信じられないけど。



というわけで、昼前には室堂に到着。雪の大谷も歩けたし、結果から見ればまずまずの旅行だったんではないだろうか。



しかし、対比物が無いと高さが良くわからん。ちなみに「高」の字の左側に見える線がバスの屋根くらいの高さだ。