2013年8月21日水曜日

[小ネタ]簡単なブレーキパッド交換方法

ディスクブレーキのパッドを交換すると、ディスクが接触してタイヤが動かなくなった事は無いだろうか?これは、ブレーキフルードが水を吸って膨潤したり、エアが入ることによりブレーキラインとリザーバーが満杯になってキャリパー側のシリンダー(パッドの裏に付いてるピストンね)が完全に戻らなくなる為だ。

もちろん、こんなフルードを使い続けるのは危険なので、パッド交換時にはフルードを交換するのが良いのだけど、ブリードキットが必要だし、めんどくさいし、そもそも王滝に出てる時とか、やりたくても出来ない事もある。

というわけで、そんな時の対処法を書いておこう。

まず、キャリパーを取り外して、古いパッドを付けたまま、パッドスペーサーやマイナスドライバーを押し込んで、ピストンを押し戻す。これでピストンが完全に戻れば、古いパッドを取り外して新しいパッドを取り付ければ良いのだけど、そう簡単には行かない。
 こんな時はブリードポートを少しだけ緩めてみよう。
ブリードポートはマスターシリンダー側とキャリパー側の両方に有るので、まずマスターシリンダー側をちょっとだけ開けてみる 。重要なのは、キャリパー側のピストンを押し戻す方向に圧力をかけ続ける事。そうすればブレーキラインにはエアが入らない。
1/4回転くらいで充分、 Juicy3はT10なので注意(6角ではないです)  
エアとオイルが漏れて来るので、濡れたタオルで拭き取ってまた閉める。特にDOT4なんかのアルコール系のフルードは、良く拭き取らないと塗装が痛むので注意!
 これでピストンが戻っていればパッドが交換出来る。これでも無理な場合は、キャリパー側を開けてみるが、失敗するとエアが入ってブレーキがスカスカになるのであまりお勧めしない。

 ブリードポート位置を上にして、パッドを押し込んだまま、ブリードポートを少しだけ開ける。液が漏れて来たら、スペーサーをどんどん押し込んでピストンを押し戻そう。
ピストンが完全に戻ったらポートを閉めて終了!

でも、早めにフルードは交換しておこうね。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿