1.自転車本体
一番必要な装備は、当たり前だけど自転車だ。MTBと書かないのは、レギュレーションの甘いSDAだから。一輪車で出てるヒトもいるし,シクロクロスも何回か見た。ママチャリとかでも完走出来るかもしれないけど、そういうのは一度完走してからにしよう。まあ、初めはMTBから入るのが楽なので、MTBの選択について書いてみよう。といっても語る事は多くない。他の人たちも奨めているように、初心者である程フルサスが楽だ。
登りはハードテイル、下りはフルサスというのはある程度上手いライダーに言える事で、一般のライダーに取っては、ハードテイルは登りのギャップでタイヤがスリップして、意外に登りにくい。フルサスは路面のでこぼこにタイヤを押し付けるようにしてくれるので、適当に漕いでいれば自転車がなんとかしてくれる。特に5月の逆回りコースではCP2から3とCP3直後の激坂でフルサスの恩恵を感じられると思う。
ではフルサスの難点はといえば、ハードテイルに比べて重い事が一番大きい。大体同クラスのハードテイルに比べて1-2kg重い訳だから、それを2500m以上引き上げるのはちょっと悩むが、トータルで言えばフルサスが楽なのは確かだと思う。
やはりフルサスがオススメ |
忘れてはいけないのは、サスのセッティングをちゃんと出す事。初心者だと加減が解らないので、ショップとか経験者に聞くのも良いと思うけど、最終的には自分の乗りやすさだから、良く詰めておこう。低速コンプレッションが速すぎると撥ねてコントロールしにくいし、遅すぎるとリバウンドが間に合わずに硬い感じになる。RLTとかの、バルブ解放のthresholdが調整出来るタイプは、ダンシングで解放されない程度まで開けておくと、うっかりサスのロックアウト解放を忘れてダウンヒルに入ってしまった場合でもなんとかなるのでオススメ。
2.ホイール
OSJのアンケートによると、王滝参加者の2割以上がMavicを使用している。今では良いホイールもいっぱい有るので、Mavicにこだわる必要はないと思うけど、それだけ信頼されてるんだろう。ちなみにSDAのスポンサーはFulcrum。Mavicにもスポンサーになってもらいたいものだ。Mavicは硬くて転がりが良いのが身上。止まりにくいのでちょっとだけ速く登れる感じがするけど、硬いのでサスのセッティングやタイヤの選択で補った方が良いかも。ちなみにタイヤはUSTチューブレスよりもチューブレスレディー使用がオススメだけど、これに関してはまた後で。
3.サドル
100 km走る事を考えて、ペダリングのスムーズさとお尻へのダメージのバランスを取る事が重要だとつくづく思う。いやホントに。柔らかいサドルは楽そうだけど、デリケートな部分を圧迫して、痺れが出る事が有るし、エンジンがしっかりマウント出来ないので、ペダリング効率が悪くなる。許せる程度に固めなのを選ぶのがオススメかも。個人的にはFizikが好きだけど、GOBIはセッティングがシビア だったなあ。長距離を走って決めよう。ちなみにFizikはテストサドルを貸してくれる店があったりするので、サドル選びの旅をちょっと楽にしてくれるかも。
4.ハンドル
お金が出せるならカーボンにしておこう。振動吸収性が高いので、体力の消耗が(僅かでも)少なくなる。実際楽だったし。グリップも衝撃吸収を考えて選ぶと更に楽。
5.チェーン
KMCとかのリンク式がオススメ。切れた時の対処も楽だし、普段のクリーニングもラクチンだ。
6.ブレーキ
初心者はブレーキの使い過ぎでパッドを使い切ってしまう事が有るので、パッドは消耗しにくいメタル系がオススメだけど、テキトーなのを買うと鳴くので注意!うるさいので回りに済まない気持ちになる。あの時はごめん!
予備のパッドを持って行くのも良い考えだと思う。予備と言えば、ディレーラーハンガーも持ってくとより安心だ。ブレーキには関係ないけど。
そうそう、ブレーキを使いすぎると、加熱してフェードしやすくなる。王滝前にはオイルを交換しておくのが吉。
余談だが、先日Magura MTSのブレーキパッドを点検したら、まだ8割くらい残っていた。王滝1回とその後1500kmほど走っているので素晴らしい耐久性だ。オススメです!
7.タイヤ
王滝族の永遠の課題、それはタイヤ。これに関しては結構言いたい事が有るので別のトピックにしておこう。ということでタイヤ編に続く。
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