2025年11月6日木曜日

金属イオンの沈殿生成と系統的分類の覚え方

これも結構出題が多い割りに覚えにくい項目なので、例によって語呂合わせにしてみました。
えーと、放射線概論をお持ちの方は187から189ページを開いてくださーい。

準備はOK?
では行きましょう。

スギナに塩酸
スギナとカビ取りに2倍効く硫酸
アンモニアを食らって水酸化物
二個を混ぜたら(アルカリ)硫化物
にぎにぎしても足りん

(Hg)(Ag)(Pb)に塩酸(で塩化物沈殿が生成)

(Hg)(Ag)(Pb)と(Cd)(Bi)(Cu)りに2(2族)倍効く硫酸(で硫化物沈殿が生成)

アンモニアくらって(CrAlFe)水酸化物(沈殿が生成)

(Ni)(Co)を(Mn)(Zn)たら(アルカリ)硫化物(沈殿が生成)
(二個を混ぜる、つまりアンモニアと硫酸を混ぜることに掛けてる事に注意!)

(2族)(Ag)(2族)(Ag)し(Fe)も(炭酸塩)りん(リン酸塩)
(炭酸塩は2族と銀、リン酸塩はこれに鉄が加わる。)

ちなみに1族(アルカリ金属)はちょっとやそっとでは沈殿しないと思うので、選択肢に1族が出てきたら注意!
それから、リストに無くても、族が同じ場合は同様に沈殿する(共沈)ことが多いので、周期表を族別に覚えとけば完璧!


そうそう、これを読んでいる良い子は真似をしないと思うけど、実際にスギナに塩酸をかけたりしないように!
まあ、枯れそうな気はするけどね。


単核種元素の覚え方

例の試験が終わって2週間、やっとこれを書けるまで気分が回復したので、忘れないうちに書いておこう。
ちなみに、単核種元素というのは「安定同位体」の取る原子量が1つしかない元素のことらしい。
手元のリストを見ると、放射性元素のBi(最近になって放射性元素だったのが分かったんだとさ)とThが載ってるけど、気のせい気のせい。

さて、行ってみよう。
語呂合わせはこんな感じ。

Beautifulなアルプス満開、しかし老人がイカスプランの旅を楽しむには金が要る。

Be(Be)autif(F)ulな ある(Al)(P)(Sc) まん(Mn)(CoAs)(Y)、しかしろう(Rh)じんが(I)かす(Cs)ぷら(Pr)んのたび(Tb)(Ho)たのしむ(Tm)には(Au)がいる。

アルプスのスがSでなくScであることに注意することと、満開の「かい」の部分がCAYと頭文字だけを読んでることに注意すれば割と覚えやすいんじゃないかな?
MnCoと続くと下品な語呂合わせになりがちなので、ちょっと苦しいところだけど許してほしい。
文面がちょっと身も蓋も無い感じだけど、それなりに意味が通るので覚えやすいんじゃないだろうか?




2025年11月3日月曜日

SHIMANO GRX ST-RX820-LA と Dropper Sheetpostをつなぐ方法

 SHIMANO GRX ST-RX820-LAはシングルスピード用だけれど、フロントディレイラーの操作部分を残していて、Dropper Sheetpostを操作できるのが売りになってる。しかし、ワイヤーの接続部分はタイコになっているので、同じくタイコ部分を引っかけるようになっているドロッパーポスト(大体この形式じゃなかろうか?)はそのままでは接続できない。

探してみたらGiantで対策品のコネクターを出していたようだけれど、日本では売っていないし、海外から取り寄せると送料の方が高い。ということで自作することにした。

必要な部品は、M10のアルミ製ロングナット(aluminium standoff spacer)、M10*ピッチ1.5mm(ここ重要)のバイク用クラッチケーブルアジャスター、そしてワイヤをつなぐ3mmワイヤー用サーキュラースリーブ(外径10mm未満)。ちなみにすべてAliexpressで購入可能。M10はピッチが1.5mmと1.25mmの2種類あるけど、ロングナットのピッチは1.5mmが普通。これに対して、クラッチケーブルアジャスターのピッチは1.25mmが普通なので調達は大変かもしれない。ピッチが書いてないアジャスターは買わないようにしよう!


まずはワイヤの設置。コネクターを設置する位置を決めたら、その幅(7-8cm)に合わせてアウターケーブルを設置する。私はステムの真下あたりになるようにした。次に、シフター側およびドロッパーポスト側からインナーワイヤーを通したら、動作幅に合わせて、ドロッパーポスト側30mm、シフター側45mmにカット。そしてとりあえずロングナットを通しておく(ここ重要)。



次に、ワイヤー同士をサーキュラースリーブで接続する。両端からワイヤが出ないところで止めると寸法的にぴったりのはずだ。サーキュラースリーブは(銀メッキしてあっても)真鍮製だったりするので柔らかい。ねじの締めすぎには注意しよう。



ロングナットを中央に戻し、ドロッパーポスト側のアジャスターをセットする。ドロッパーポスト側のケーブルが5mm引き出されるはずだ。これは後でテンション調整をするときに移動量が最小になるようにするためのものなので、やりたくない場合はドロッパーポスト側のワイヤを35mmにするとよい。



次に、シフター側のアジャスターをセットする。寸法がギリギリなので、ワイヤーを引っ張りながら入れる必要があるかもしれない。

両側のセットが終わったら、アジャストリングを回してテンションの調節を行う。ドロッパーポスト側ワイヤが引き出されなくなるところまでアジャストリングを回すことを忘れずに。



レバーを動かして、きちんと動作することを確かめたら、ワイヤーがなるべく直線的に動くように固定すれば完成!クラッチケーブルアジャスターとアウターケーブルの外径に差があるので、シムを噛ませた方が良いと思う。