2013年10月11日金曜日

簡単! Magura MTのブリーディング

そろそろポジションも決まって来たし、余ってぷらぷらしているブレーキラインを短くしたくなったので、ブリーディングキットを購入した。Maguraの全種類に対応しているらしく、フィッティングやパイプが色々入っていて豪華だ。しかし、肝心のマニュアルが入っていない!仕方ないので、サイトからDLして見てみると(英語版しかない)、なんと!MTシリーズのブリーディングはオイルとシリンジさえ有れば可能な事が判明!イージーブリーディングってこの事か!
買う必要なかったんじゃん、、、
必要なのはこれだけ。シリンジが有るならオイルだけ買えばOK
ちなみに、ラインの切り方やブリーディングのやりかたはビデオが有るので,これを見るのも良いかも。英語だけど解りやすい。

ラインを切っても、ブレーキが正常に動けばブリーディングは必要ないとの事だったが(適当だ)、エアを噛んでしまったらしくスカスカになったので、予定通りブリーディング開始。
まず、シリンジの30mL辺りに小さな穴を開ける。(これ重要)
 次に、ブレーキレバーの取り付けボルトを緩めて、レバーが地面に対して上向き45度になるように動かしたら、マスターシリンダーのブリーディングポートを開ける。キャリパー側のブリーディングポートは何もしなくてOK!
 シリンジにオイルを20mL吸い込んで、ブリーディングポートに直接差し込む。
チューブとかアッタチメントとかが要らないこの仕様は素晴らしいな。


差し込んだら、30mLの位置に開けた穴を越えないように注意してピストンを引く。泡が出て来るので、押し込む、そしてまた引く。
3-4回繰り返すと、泡が出なくなるので、今度は30mLの位置を越えるところまでピストンを動かすと、陰圧が解除される。
このままピストンを抜くと、シリンジからオイルが垂れるので、穴を押さえながらシリンジを抜けば終了!おっと、ブレーキは元の位置に戻しておこう。
しかし簡単すぎる。今までのブレーキのブリーディングは何だったんだろう、、、、

2013年9月17日火曜日

王滝2013秋のレポート

全部入り王滝!今回はお得でした!
雨にぬかるみに始まり、大雨と沢になる道、それから晴れと流れる汗。もう満腹ですorz。
ついでにタイムもちょこっと更新。ついに120kmの参加資格を得たけど、今の体力じゃ無理かなあ。

天気予報は曇りのち雨。12時頃から降り始めるとの予報だったので、我慢出来るかとは思ったが、念のために薄いジャケットとシャンプーキャップ(これが便利なのだ!)を荷物に入れて、体には唐辛子入りのスポーツバームを塗り込む。いつもながら凄い匂いだ。
スタート10分前から雨が結構降って来たので、ジャケットを着たら、5分前に止んでしまったので、どうしようかと悩んだ末に、また脱ぐ。これから登りなので、CP1まではジャケット無しで行きたい。暑いし。

雨が降っていたので写真は嫁さんが撮ってくれたこれだけ
 スタート→CP1
 スタートすると、松原公園のすぐ下からヒルクライムが始まる。パレードランなんて言ってるけど、先導車について行けるのはトップの人たちだけだ。無理をしないで心拍数を常用域に上げて、抜けそうな時はちょっとだけ頑張って、少しづつ前に出る。林道に入ったとき、無理な追い越しをしないでもペースを維持出来る位置にいれば、その後が楽だから、と思っていたら、林道に入って間もなく、何でもないところで後輪から『ブシュ!」と嫌な音が、、、刺さっていたのは小さな刺のような金属だったが、NoTubeの効果もなく、あっというまにぺっちゃんこ。エッジが立っていたので、刺さっただけじゃなく、ちょっと切れたのがマズかったみたいだ。
 これで7時間切りは無理かとちょっと落胆したけど、まだ始まったばかりだ。ここでリタイヤは無いし、 まだ無理とも決まった訳じゃないので、パンク修理にかかる。今回は大型のCO2ボンベを用意して来たので、エアは簡単に入る。とりあえずちょっと入れてみたけど、やはり漏れるので、諦めてチューブを入れてガスを入れるけど、ビードが上がらない。ここでポンプを使うと更に時間がかかるので、もう一本を使うと、半分くらい使ったところでビードが上がる。結局6分で修理完了!でも、もうボンベが無い、、、
 再始動したけど、6分の間に後続の大群の中に入ってしまった。2列でしずしずと進んでいるので、これを何とかパスしないといけないのだが、走れるところは真ん中か、それとも端かしかない。というわけで、CP1まではずっと追い抜き。結構無理して走る事になってしまった。というか、なかなか元の位置まで戻れなかったので、結局ずっと追い抜くはめになるのだが、この時はまだ気付いていなかった俺。
 最初のヒルクライムを終えると、しばらく軽いアップダウンが続く。結構ドロドロだ。 ここで今度は前輪から「プシュプシュ」と音がし始める。走りながらタイヤを見ると、白い霧が出てる!「駄目かなあ」と思いながらしばらく走ると、塞がったらしく音が止まった。タイヤの圧を確認すると、まだ大丈夫そうだ。まあ、この程度で止まってくれるなら残りのガスでも補う事くらいは出来そうだ。
 仮設橋まで降りて、登り始めるといつものドロドロゾーンに到着。春は乾いていたけど、今回はいつも通りのドロドロっぷりだ。皆の足取りも重いが、今回の俺のタイヤは29erの2.25インチ。太いので意外なほどグリップが良い。斜度が緩い登りだと、スピードを落とさずに突っ切れるので、ずいぶん楽が出来た。ドロドロにはなったけど、難なくクリア。結構抜けた。これを抜けると、王滝で一番斜度のキツい下りが待っているが、登るよりは余程楽だ。タイヤのグリップも良いのでここでも結構抜けた。雨が激しくなって来たので、一旦止まってジャケットを着ると、まだスポーツバームが効いていて体が温まってくる。結構良いな、これ。CP1には2時間40分程度で到着。目標タイムよりも10分くらい遅い。でも、よく考えてみればどのくらいで走れば7時間を切れるのか調べてなかった(爆)。

CP1→CP2
 CP1からちょっと登ると、後は三浦湖まで基本下りだ。ここで冷えないようにジャケットを着たかったのだ。下り始めると、王滝に来て初めて下りが楽しい!2.25のRacing Ralphはグリップも良いし、クッションも良好!コーナーも吸い付くようにグリップするので次のカーブを見る余裕もある。というか、いつもそんなに余裕が無かったんだ、俺。
ログを見たら、2年前の5-10km/hr増し位で降りてた。ちなみに2年前にどのくらいの速度が出ていたかは内緒だ。恥ずかしいから。
 ハードテイル2台がチェイスしているのに追いついたので、様子見をしていたら、ギャップで大ジャンプ!かっけー、なるほど、ああやってショックを吸収するんだ。真似してみたら、着地の後のブレーキがぎりぎりになってちょっと焦る。フルサスではあんまり意味ないので、地味に舐めて走ろうと反省。
 雨は小やみになったけど、そのせいで砂が顔に飛ぶようになって来た。サングラスも曇って来て良く見えない。そのうち、砂が目に入って、コンタクトに挟まってしまった。痛くて目が開けられない。ダウンヒルの途中だけど、仕方なく路肩に止めてコンタクトを外す。洗おうにも、手も装備もジャリジャリなので、きれいな水が無い。最終的にはハイドレーションのドリンクで洗おうかと思いながらコンタクトを舐めて入れ直すと、何とかなりそうだ。また無駄に止まってしまったけど、既に結構前まで来ているので、周りの人も速い。快適に再スタートして皆を追う。
 無限坂に入ったところで雨がやんだので、ジャケットを脱ぎ(もうジャリジャリだ)、無心に坂を上がる。涼しいので意外なほど楽だが、ちょっと荒れている。来年の5王では注意した方が良さそうだ。CP2には10時ちょっと前に到着。水を補給して再スタート。

CP2→CP3
 ここからは無限坂の続き。チェーンに砂が付いているので、漕ぐたびにジャリジャリ言って重いし、ギヤが減るので心が痛む。財布が傷むのはこの後だけど。時々大きな水たまりとか沢とか(道の上を流れてた!)を通るとちょっとだけ静かになるが、砂はいくらでも供給されるのですぐに元通り。いつもの切り通しを通るけど、カメラを持っていないのでパス!
 CP3への下りに入ってしばらくすると、カメラマン発見!ジャンプに良さそうな土盛りの後ろでカメラを構えてる。OKOK!そういう事ならいっちょやりましょう!ということで真面目にジャンプ!カメラマンが「おおっ!」とか言ってたから、かっこいいのが撮れてると良いなあ。買っちゃおうかなあ。などと考えてるうちに、主催者が「荒れたところには砂利とか入れてますから」と言っていたポイントに到着。砂利じゃないじゃん。これは、簡易舗装だ。ローラーは入ってないけど、アスファルトだし、上に砂が乗ってるから見た目より凶悪だ。気をつけておりよう。転んだら紅葉おろしだ。5王の登りは楽になりそうだけど、舗装じゃ気分が乗らないよなあ。
  時間がヤバそうなのでCP3パス。平坦なところで補給を済ませて最後のツインピークスに向かう。CP3は12時ジャストに通過。

CP3→ゴール
 CP3の後はしばらく急坂の登りだ。急坂は苦手なので、無理せず心拍数の維持に心がける。 ここからどれだけかかるのか解らないので、何となく気が乗らない。1つ目のピークを過ぎて、2つ目のピークに向かうと、Garminが最後のピークまで1.6 kmと教えてくれる。残り時間を計算すると、、、、イケルかも?
 この辺りで天気は完全に回復して、青空も覗き始めた。暑い。というか、今回の王滝で初めて汗をかいた。路面はあっという間に乾いて来て、結構走りやすい。
 最後のピークを12時37分に通過。ということはあと7kmを20分で走りきれば7時間を切れる。平均速度は20km/hrということは、トラブルが無ければ何とかなりそうだ。しかしここはパンクのメッカ。俺のタイヤは前後穴だらけだし、空気圧も下がってるっぽい。安全第一かつナルハヤでGo!
 降り始めてすぐの小さな水たまりが真っ赤でちょっとビビる。どうみても「アレ」の赤だ。 水で薄まってるから実際はあまり多くはないのかもしれないけど、キツそうだ。自力でリカバー出来たのだろうか?この後、更に気を付けて降りたのは言うまでもない。
 林道も下の方までくると、直線ーヘアピンー直線というパターンで道が続く。解ってるはずなのに、 突っ込みすぎてブレーキがぎりぎり。カウンターを当てたままカーブを曲がってしまった。とほほ、ここで転んだら元の木阿弥だよ。
 最後の直線でちらっと時計を見ると、まだ5分以上有る!漕ぎ倒して6時間55分でゴール。うわー、微妙。微妙だけど7時間を切れたので結果オーライってことで。
 松原公園まで戻ったら、タイヤはふにゃふにゃ。良く持ってくれたなあ。ご苦労様。俺はこれから焼き肉だけどなっ!

反省
1.Notubeがイマイチ役に立たなかったのは、使い残しのヤツを使った為かもしれない。穴に大きなゴム粒が挟まって、その間をより小さな粒が埋める事によって穴を塞ぐはずなんだけど、今回は大きな粒が見当たらなかった。Notube液は新しいのを買い直そう。

2. バッグの中の装備までドロドロになった。濡らしたくないものは更にビニールに入れておこう。

3. またもや、サスのロックをかけたままDHしてしまった。次こそは!





2013年9月12日木曜日

Racing Ralph or Ikon? (王滝のタイヤ)

そろそろ王滝のタイヤを選ばねば、ということで色々見ていたのだけど、ある程度軽くて、グリップがそこそこで、その上耐パンクバージョンが選べるのは、いつもお世話になってるSchwalbeのRacing RalphかMaxxisのIkonであろうと言う事が解った。

Racing Ralphは以前痛い目に合っているのだけど、バージョンアップしてるし、29インチだとコンタクトエリアが増えてグリップが良くなると(カタログに)書いてあるし、しかも耐パンクバージョンが有るのは2.25インチのぶっといやつだけなので、重くはなるけどグリップには問題ないだろう。Ikonは、スペック的には充分だけど、乗った事が無いので良くわからない。ということで両方買って試してみる事にした。ちなみにRacing RalphのSneak Skinバージョンは多分日本では手に入らないので、素直にBike24から買いました。

Schwalbe Racing Ralph 29*2.25
Front TL 535g
Rear TL, Sneak Skin 605g

取り付けてみると、明らかに太い。バイクのタイヤのようだ。舗装路ではそれほどロードノイズは無いものの、指定空気圧が55PSIであることもあって、Fast Trakに比べると明らかに遅い。

これだけ太いので、空気圧は高めにした方が抵抗が少なかろうということで、35PSIでいつもの林道を走ってみると、登りのグリップは思いがけず良い。重さ的にはFast Trakと同程度、というかむしろ軽いので、漕ぎも意外な程軽い。26*2.1のRacing Ralphだと時々スリップするので、29インチ化による接地面積の増大が効いているのかもしれない。
 というわけで、登りのタイムはFast Trakとほぼ同等。ところが、下りに入るとびっくり!
楽しい!グリップは充分だし、タイヤが太くなったのでクッション性も良くなっているので姿勢が乱れない。だからカーブの立ち上がりですぐに加速に移れるし、今までクロスカントリー型の自転車は、下りは我慢だと思っていたのが嘘みたいだ。
というわけで、下り(3.5 km)で 2分短縮。ハイカーも多くて、タクシーなんかも走っていたのでいつもより気をつけていたのにと思ってログを見ると、最高速でいままでより5kmも速くなってる。良いタイヤだ〜。
 
 グリップが足りないと思ったら、タイヤを太くするというのは、言われてみればその通りだけど、今回実感しました!王滝で使うのが待ちきれないぜ。いや、使ってると減るので替えますけどね。

Maxxis IKON
29*2.2 520g
今回、FRとも同じ。僅か0.05インチ細いだけだけど、ブロックも小さいのでRacing Ralphよりも細く見える(気のせいか?)。
指定空気圧が65PSIなので、舗装路はRacing Ralphより楽だけど、コンパウンドが粘るのか、それともパターンのせいなのか、ロードノイズは多め。ジーとかビーとか言う感じの音がする。
林道では、特に問題なく登るが、グリップ高過ぎじゃなかろうか?もう少し細くても良かった気がする。結局、登りはRacing Ralphと比べて1分遅れ。まあ、暑かったせいも有るので同程度としておこう。下りはRacing Ralph程ではないがFast Trakに比べると安定感が大きく向上している。まあ、2インチと2.2インチで比べるなという事では有るけど。
しかし、何となく腰が無い。と思ったら、パンクしてました!タイヤは外しやすいので、整備性ではIKONが良いかも。

 というわけで、今回のタイヤはRacing Ralphに決定!
でも、無理して買うような違いでもないので、国内で手に入りやすいIKONが大滝向きではないかな?

2013年8月27日火曜日

王滝100kmコースガイド(9月編、CP2 - CP3 - ゴール)

 CP2からはしばらく登り。山をぐるっと回って反対側から見るCP2はちょっと感動だ。ちなみにCP2から左上を見ると、走っているヒトが見えて心が折れるのでやめておこう。路面は結構荒れているけれど、基本登りなのでアウト側を走っている限りパンクの心配は少ないと思う。

 最後の登りはちょっとキツいけど、ここを抜けたらCP3まであとちょっと。砂利をまいた後はかなり危険な下りになるので、気を抜かないで降りよう。舗装路に出たらCP3だ。

 CP3からは2回登れば後は下り。しかしこの登りは結構キツい。時間があるならCP3でちょっと休んでから出た方が良いかもしれない。

 最後の登りが終わったら、後は下るだけだけど、この下りはパンク街道。キツい上に尖った石がいっぱいあるので、酷いときには一カ所で4人パンク修理 していたのを見た事が有る。みんな同じ石でやったのかなあ?

 ちなみにパンク耐性のあるNobby Nicで行った時は楽勝だった。下りでのグリップも充分なので、安心して走れる。ちょっと重いけど。

 降りきると、後はゴールまで緩い下りだ。鬼コギしてダッシュしたいけど、所々砂が浮いているので、レーンチェンジするときには注意しよう。ゴール直前でこけそうになった。

 橋が見えたら、そこがゴールだ。写真を撮っているので、ポーズを考えながら行かないと、間抜けな写真を撮られるので注意!